Eno.195 レンの日記

すこしさきのこと、海を越えて



「兄が……偉人となっていた」


「気持ちが追いつかん 何年経ったんだ?5年近くか?」

「……」



「兄貴はバカだよ」

「怪物みんな連れて行っただろ」



「顔合わせることがなくてよかったのか……どうか」



未だ閉じきらぬ海に一粒、青を放り込んで。

「さよなら、ジオ兄」



金属は鳴る。
足跡が続く。