Eno.218 魔法使いの日記

お母さまへ

親愛なるお母さまへ


変わらずお元気に過ごされておりますでしょうか?
前の手紙より日が空いてしまい、申し訳家ございません。

さて、ようやく3つ目の神器を祀る地へと辿り着きました。
ここでも前の神器と同じように守護者がいることでしょう。
ですが、ご心配は不要です。仲間たちと挑むのであれば、
どのような脅威であろうと恐ろしくはありませんから。

改めてとなってしまいますが、今回の旅をお許しいただいたこと、
本当に感謝しております。
お父さまとお母さまのお二人が、私の未来を憂い。
その上で、この選択をした私を応援してくだり、本当に嬉しかったです。
ありがとうございました。帰ったら、また直接お礼を申し上げたいです。

お父さまとお母さま、姉さま方のお元気を遠き地より祈っております。



アンより



「こんな、かな」

「それにしても、とおくまで、きちゃったなあ」

「うわ……みんな騒いでる。こんどは、何?」




「でも、」

「わたしは、こんな日々を、楽しんでいるんですよ。
 あなたの娘は、いま。しあわせですよ、お母さま」







報告しなかった手記

勇者ユウ
 実は邪神の魂を持つ勇者だった、とのこと。
 聖剣の担い手となり、「海星の勇者」となった。
 無口だったのは言葉に慣れていないだけだった。
 話すようになったのは良いけれど、しばしば倫理が危うい発言をするので要注意。
 私を含めてパーティメンバーを気にかけてくれる優しさは相変わらず。
 でも、魔物食はやめてほしい。


神官イメル
 実は聖堂審問官だった、とのこと。(そんな気はしていた)
 聖剣の呪いから解放されて、本来の実力を取り戻している。
 しっかりしているときはしっかりしているけれど、
 そうでない時は普通の男の子。
 みんなを見てくれているし、色々と頼りになるのは確かだけれど
 時々バカの仕事デスマ案件を持ち込むのが困ったところ。
 アイマスクはお昼縁にとてもいい。


戦士イーサン
 元魔王軍の戦士。槍を持たせると戦場を縦横無尽に翔け回る。
 魚頭の呪いは解けて、魔王と結婚するらしい。
 血気盛んな戦闘バカ。血の四天王とよくケンカをしている。元上司部下らしい。
 比較的ではあるけれど常識人で、意外と素直な点は◎
 いい旦那さま、いいお父さんにはなりそうな気はする。


妖精エビ
 勇者を導く妖精。勇者の教育係兼お世話係。
 生活態度に厳しい。こんなに怒られたの、初めて。
 時々発言が怖いけれど、庶民の家の母はこんな感じなのかな。
 ……なんだかこのところ、自分がいなくても
 みんながちゃんと暮らせるようにしている気がする?気のせいだといいな……。


弓使いロクス
 騎士家の子息。弓と炎の使い手。
 迷子の達人。目を離すとどこかにふらっと消える。
 目を離さなくても逸れそうになる。はらはらする。
 この旅が終わっても家には立ち寄るくらいで、冒険者になるらしい。
 目的地に10年経っても辿り着けなさそうなのでついていくことにした。
 よくも悪くもまっすぐ。……少し、眩しいくらいに。


税理士スクッタ
 税の使い手。エルフ。経理担当。
 税の使い手ってなに??
 魔法の一種なのか、そうでないのかも不明の術の使い手。
 研究してみたいような、そうでもないような……。


村人ローガー
 ト・ドゥワーラの村人。協力者。
 ただの村人とは思えない外見のパーティを支えてくれる縁の下の力持ち。
 無口で勤勉、黙々と作業しているのをよく見る。
 きわめて常識人だけど、絡み酒はすこし困る。


さむらいかたな
 刀剣の使い手。エルフ。
 神官の導きによって「雷の勇者」を継承した。
 戦闘バカその2。強い相手を見ると挑みたくなるらしい。よくわかんない……。
 とはいえ概ね理性的でちゃんと時と場と状況を見て判断はできている、とおもう。
 おおらかだけれど、身長関連の話題だけは鬼門。要注意。
 普段は全体を見て気を配るいいエルフ。お酒が絡むとダメエルフになる。


騎士プラム
 自称、愛の騎士。異界から訪れているらしい。
 愛に万進し、愛に狂っている騎士。万物に愛を感じてそう。
 愛の話さえ振らなければ良識人、だと思う。
 色々作るのが上手で器用。ちょっと羨ましい。
 愛の話に敏感で、噂では男風呂に突入したとか……。


学者ピート
 パーティ最年少のメンバー。博識な学者。
 ただし、実験への意欲が高すぎて、時々危うい気がする。
 遺跡荒らしと並んでパーティ随一の常識人。
 年齢に見合わない知識量と理に沿った思考は尊敬する。
 帰ってからは法に関わる仕事をしたいらしい。応援してる。
 余計なお節介かもしれないけれど、
 お父さまには気にかけてほしいとお願いしてみることにする。
 ぬいぐるみとポプリ、大切にするね。


遺跡荒らしエイリス
 経歴不詳の斥候役。竜人。
 学者と並んでの常識人。だけれど、運が悪い苦労人。少しかわいそう。
 不思議な料理を作ってくれる。別世界の料理、だとか?
 普段の関わりがあんまりないので、これ以上はよくわからない。


詩人
 氏名年齢経歴不詳の吟遊詩人。エルフ。歌による支援効果が優秀。
 常識人ではあるけれど、倫理観が少し独特。やや享楽主義的?
 歌声がきれいで好き。でも、内容は……。
 この後、パーティから離れるらしい。……すこし寂しい。


錬金術師
 氏名年齢経歴不詳の錬金術師。竜人。
 回復薬からあやしい薬まで作っては敵味方に飲ませようとする。
 優秀であることには間違いないのだけれど、すこし怖い。
 普段の関わりがあんまりないので、これ以上はよくわからない。


剣士ヴェイス
 剣の使い手。いつの間にかついてきていた。
 自称勇者のライバルの名に恥じず、剣の実力は確か。
 ただし、破天荒な言動がしばしば場に混沌の渦を発生させている。
 素直じゃないかと思えば素直だったり謎。もしかしたら寂しがりやかもしれない。




デュラハンバンバ
 「神速の」の二つ名を持つデュラハン。
 首無し御者と首無し馬は別々の人格を持つらしい。
 首がないから話せないと思いきや普通に話していた。


魔王の娘ザラーシャ
 魔王アザーラックの娘。
 洞察力が優秀で魔力も優秀。ただし幼さゆえの未熟さがある。
 爛漫さと傲慢さは母譲りかもしれない。
 未熟ではあるがそれは伸びしろと同義。今後より強きものとなるだろう。
 薄桃色の髪がかわいい。どうかあなたの未来が良きものでありますように。


火の四天王ヒクグリ
 魔王軍四天王のひとり。火の体を繰る。
 火の体を持つ、魔法生物?精霊?
 ひととかけ離れた姿ながら精神性は人間らしさにあふれている。
 面倒見がよく常識的な苦労人。


血の四天王クロウ
 魔王軍四天王のひとり。血を武として扱う。
 血を求めているのに血の気の多い魔族。
 たびたび棺桶を汚されてキレてた。
 魔族であることに引け目を感じているような気がする。元人間らしい。


獣の四天王シウ
 魔王軍四天王ひとり。獣の威をもって圧す。
 荒々しい巨躯の獣。魔王の忠臣。
 見た目に反し極めて理性的、理知的な紳士。
 力仕事はもちろん、料理なども器用にこなす才人。見習うべきひと。


ヒグマル
 クマ型の魔物。獣の四天王の配下?
 一般的なヒグマルと同じく温厚。
 手先が器用で服なども仕立てていた。
 仲間に料理をたべさせてあげたいらしい。けなげ。かわいい。



毒使いピオニー
 サソリの魔族?過去に数度交戦経験あり。
 イメルやローガーとは古馴染みらしい?その割に容赦なく倒していたような……。
 なんだか不運で苦労性の気配がしている。
 何故かしっぽからシャボン玉が出るようになっていた。いいとおもう。



魔王の側近セバスチャン
 死霊と触手と呪いの使い手。魔王の腹心。
 おそらくは魔王軍の頭脳。魔力・知識ともに今は敵いそうにない。
 魔王に対して過保護。それ以外に対しての興味が薄そう。


力の四天王カヂラ
 魔王軍四天王のひとり。鬼の力をもって制す。
 鬼族の戦士。戦闘バカその3。
 荒々しい言動が多く戦いが好きみたい。敵味方問わず。
 良くも悪くも単純。戦う時は搦め手でいくのがよさそう。


ガーゴイル
 魔王軍王城を守護していたガーゴイル。
 時々本物の石像になるらしい。
 起きている時は割と賑やか。イメルやロクスが落書きしないか心配だった


ハーフエルフスピスタ
 魔王軍斥候のハーフエルフ。
 比較的常識人。戦闘は苦手らしい。
 表情を読むのが上手いみたいで、少し困る。
 たぶんどこでも器用に生きていけるんだろうな。少し羨ましい。
 お守りを貰った。ありがとう。卵焼きはそのうち、また。



魔王アザーラック
 邪神の肉体を持つもの。人型とあざらし形態を切り替えられる。
 魔王らしいカリスマで魔王軍の頂点に君臨する。
 あざらし形態時は爛漫。人型形態時は傲慢。
 絶大な力と、2つの顔を持つ魔の王。
 戦士が関わると少女らしい可愛さもみれる。

 冷たさと厳しさ。柔らかさと寛容さ。
 エゾデスを包み込む雪のような、ひと。