帰る場所は同じだけど、

「……」

「ん、環。その海賊帽似合ってるね。お土産屋で買ったの?」

「……!!?」

「……驚いてるのはわかるけど、理由は言ってくれなきゃわかんないよ」

「……その背負子はどこで拾ってきたの、千草……?」

「環も似たようなの背負ってないか?
……まあこれは森で拾ったのを固めた」

「ええ……?」

「……産地は知らんが、多分製法も同じだぞ、それ」

「恐らくその海賊帽もお土産屋さんのではないだろうし、
……環も只らなぬ状況を経た後みたいだな」

「それは……まあそうだけど……『環も』ってことは千草も?」

「やや当てはまる」


「……い、色々聞きたい話はあるけど!
とりあえず一旦部屋に戻ろ、どっちも!」

「個人的には環の持ってるそのマネキンについても聞きたいんだけど……」

「まあゴム無くしたし結び直したいからな。わかった」

「……あ」

「? ……どうしたの?」

「……島にリュックと水着忘れてきた」

「……ええ!?」

「金貨売った時の皮算用はまずこれの買い直しに使わな……」

「き……あ、後でそれも聞かせてよ!?」