メモ_12
題名:シマナガサレ
天気:☀

遺跡で見つけた箱にありとあらゆることを試した結果、
先人が遺した記録を読むことになった。
あの島が沈んでしまった理由とボクたちが流れ着いた理由。
本当に何となくだけど、少しだけわかった……ような気がする。
見つけた記録は貴重な資料として、やみが持って帰るようだ。
それから何やかんやはあったけど、無事に救助船に乗ることができた。
今は海を眺めながら、この日記を書いているところ。
帰ったら色々とやらないとな。
まずは、エルエールくんにうちの世界を案内して。
設備のこと、電波のこと、わかりやすく説明できるだろうか。
それと、犬の飼い主を探して……。
いや、やっぱりボクの家で飼うことになりそうだよな。
母さんに頭を下げる覚悟をしておこう……名前とかも考えてあげないと。
ヴァーミリオンサンズに言われた、責任ってやつがあるからな。
山猫山さんに貰ったマワシは……どうしよう。
やると言ったからには、筋トレぐらいしてみようか……。
そういえば、眼鏡屋にも行かなくては。
応急処置が完璧すぎて、壊れたってことを忘れかけていた。
思い入れのある眼鏡、長く使っていきたいしな。
あとは、漂着船から持ってきたお宝を売って……。
やみと一緒に、海辺に家を建てるんだっけ。
これは本当にやるなら、けっこう壮大な計画になりそうだが……。

やりたいことがいっぱいだな。
全部、無人島での生活がくれたものだ。
旅行のときは「何も起こらなければ良い」なんて思っていたけど。
今は……あの島に流されて良かった、と思っているよ。
あいつのドジと、先人には感謝しておかないとな。
船旅はそろそろ終わりが近づいてきた頃だろうか。
とりあえず、無事に家に帰ることができたら。
シーグラスとラム酒を、大切に飾るところから始めよう。