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これからの自分のことを考えるとため息が出る。
さてね、何があるかなんて分かりやしない。
永遠なんてなくて、誰にだって終わりが来る。
許せないさ、そうしたのはあっちだ。
自分が一体何をしたって言うんだろうな。
仕事しかない私と違って、貴方は未来を見れるのだろう?
狡いな。やっぱりさ。
……この蠢く黒は、傷つければ消えるのだろう。
そう信じたい。
その後は、多分何も無いのだろうね。
元からさぁ、何も無いのにね。
天使の形をした、空箱だ。
吹けば飛ぶ、転がせば落ちる。
その程度の存在だ。
他人依存の、人形。
自分と他人。嘘と正直さ。
首を絞める手は、きっと自分のものだった。
本当ならさ。
何もする気はなかった。
まあ、恨んではいました。
けど、最初はそれもどうでもよかったんだよね。
だから見逃して、適当に誤魔化して、これで終わりにしたかったさ。
時が過ぎれば全部、自然と終わるから。
本当に野垂れ死なれたら困るんだけど。
……今は、どっかで野垂れ死なれたら困る理由は変わってしまったな。
別にあの人が幸せになろうとならなかろうと、そこはどうでもいい。
傷をつけに行くまでさ、生きてて欲しい。
消えない傷をつけたなら、抱えて苦しんで。
貴方が幸福になろうとも、その傷は存在し続けるからさ。
さて、傷をつける方法を考えなくてはいけません。
苦手なんだけどな、考えることは。