Eno.620 水路の案内人スィーロの日記

エピローグ:水路はまだそこにある

「エンディ先生お願いします!」

「全然ダメージ与えられない!」

「使い魔は聞いてない」

水路の奥から悲鳴が聞こえる。
このダンジョンに眠る力を求めた冒険者が、敢えなく全滅してしまったようだ。

悲しいけれど、だからあちきは存在している。
水路に挑む冒険者がいる限り、あちきもいる。

でも、もし、皆が水路の力を手に入れてしまったら?

そのときは、無人島に漂流した人を助ける生活になるのも、悪くないかもね。