嵐の先を
辿り着いた場所で指先をくすぐったのは、ひどく懐かしい海の手触りだった。
なにが巡り合わせたのはわからない。どうしてここへ来たのかも。
起き上がって見た景色は、かつて二人で見たものと違って寸分のずれも無く
双子の星は陽ざしと、雨と、嵐と……そして、空を瞳に映した。
皆をつなぐ者がいた。
朗らかに料理を作る者がいた。
森で言葉を与える者がいた。
失われた歴史から記憶を掬う者がいた。
ひとりになっても歌い続ける者がいた。
それに、再会の願いを告げる者がいた。
すべてが輝いていた。
この、島で。

いつか、と願ってしまう。

なにが巡り合わせたのはわからない。どうしてここへ来たのかも。
起き上がって見た景色は、かつて二人で見たものと違って寸分のずれも無く
双子の星は陽ざしと、雨と、嵐と……そして、空を瞳に映した。
皆をつなぐ者がいた。
朗らかに料理を作る者がいた。
森で言葉を与える者がいた。
失われた歴史から記憶を掬う者がいた。
ひとりになっても歌い続ける者がいた。
それに、再会の願いを告げる者がいた。
すべてが輝いていた。
この、島で。

「またね。またいつか」
いつか、と願ってしまう。

「だから……どうか、元気で!」