Eno.559 プファウ・マルルウの日記

ここからのこと

だから、ボクはボクたちハイドロルトラに、ボクらみんなのことを伝えていきたい。

この海で起きたこと。
この海のこと。

みんなのこと。
みんなの暮らしのこと。

知らなかったものを、残すために。
ここにはボクたちだけじゃなかったんだって、伝えゆくために。


ボク自身がそれを見るのは、もしかしたら叶わないかもしれない。

けれど何年、何十年、何百年……ずうっと、ずっと先の、いつか。

必ず、ボクたちの好奇心と寂しさが、黒と光の空に穴を開けて、
その空の向こうを覗くだろう。






いつか、ボクたちは あなた たちと話すだろう。

その時まで、今はまた。