Ino.112 無名の島
クエストノーツからこんにちは。概ね身内島。
STATS
6人 / 人数
サバイバル / 難易度
スモール / 広さ
OVERVIEW
リーンにある冒険者の宿「羊のしっぽ」。
ここでは日夜、様々な人々が依頼を求めて出入りしている。 貴方もそんな冒険者の中の、ありふれた1人。
古株かもしれないし、新米かもしれない。
今日も食い扶持、生活、それとも自分の未来を求めてか依頼を探す。
目についたのは、「孤島の調査」依頼だった。 あまり目立たなさそうな場所に貼られたそれに気付く冒険者は少ない。
未開の島の調査であり、なにがあるかは分からない。危険があるかも分からない。
その為、まずは冒険者に先行調査が依頼された……とのことだった。
調査の結果如何で、報酬は変わるとのこと。
何が決定打になったかはわからないが、結論として……貴方はこの依頼を受けることにした。
それが暫しの無人島生活の始まりとも知らず……。
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■設定
クエストノーツからこんにちは!
身内島予定です。ゆるゆるRP、ゆるゆるサバイバル。世界観が違うならたまにメタってもいいじゃない。そんな適当島。
リーンで依頼を受けた冒険者は、船で移動中に嵐に見舞われ、何の因果か身一つで海へと投げ出されます。
殆どの荷物は船の中へ取り残されており、武器も手元にないかもしれません。
一番の変化は、島に入ってから戦闘行為のままならない体になっているということでしょうか。
健康体には違いありませんが、身の熟しが鈍くなったり、研ぎ澄まされていた感覚が薄くなっていたり。
魔法職にとっての一番の変化は、攻撃魔法などの類が使えなくなっていることかもしれません。
ともあれ一般人に近いフラットな状態へと強制的に変化する異常が、この島には広がっているのでしょう。
冒険者なんかが乗り込んだらとんでもねーことになるので、一般人雰囲気で楽しんでねって感じです。俺はサバイバルする冒険者がみてーんだよ!
リーンの世界観的にこのアイテムの知識あったらおかしくね?みたいなのは、なんかいい感じに解釈したりしてください。
この島は健全島です。なんならギャグ島です。エログロロストなしです。
ちょっと血が流れたり死にかけるくらいならいいけど、こんなとこで死ぬな!!!!!!!!!!
何かあれば島主(かぷかぷクラムボン)まで。
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■エピローグ
名もなきこの島へと辿り着いた6人は、到着した救助船に乗り込み、無事にリーンへの帰路へつく。
港につけば、君達を当初乗せていた船の船長が駆け寄って来て、無事を喜んでくれるだろう。勿論、置いてきた荷物の類も無事に返却される。
結果的には、調査予定だった島は沈んでしまった。しかしながら、君達が手に入れた情報を見るに……一定の周期で、あの島は浮かび上がるのかもしれない。
勿論、明かせなかった謎もある。不完全燃焼でも、あるだろう。
その気持ちがあるのなら、またいつか……同様の依頼が、目に付くのかもしれない。
1日...
2日...
3日...
日を経つ毎に島での記憶は薄れていく。
ふとした時に、思い出す事はあるかもしれない。けれどそれは、デジャヴのように曖昧な感覚で、実際に経験したものとは少しズレたそれに感じるのかも。
泡沫の島が海へと沈みゆくように、ゆっくりと。記憶の底へと沈んでいく。
いつかまた、出会える時まで。
その時まで……おやすみなさい。
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スペシャルサンクス・島参加者各位!
チャットとメッセージ
ゲーム中はチャットはALLと同じ表示がされ、またメッセージは公開されません。
エピローグ期間に入り次第チャットは通常公開され、メッセージはゲーム終了後に通常公開されます。
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「………まあ、夢中になって乗り遅れんよう見ておかねばならんなああいうのは。君は気をつけろよ?」
自分も拾った貴金属なんかは持っているが、だいぶ欲に忠実そうな様子を見てそう零した。
![](https://cdn.discordapp.com/attachments/1223275428916105436/1223281676566794300/10af51ccb27b1a23.png?ex=661948d7&is=6606d3d7&hm=9ffafb34bd6a50126c8e4a7e43a5f7c202aa801d062876a7b8ea4df673f1547c&)
「……とりあえず、出港まではもう少し時間がかかるようだ。心残りがあるなら今のうちに終えたほうが良いだろう」
少年の想いを知ってか知らずか、そう提案し。
![](https://cdn.discordapp.com/attachments/1223275428916105436/1223291297595392090/9b18b0fb65dc2e01.png?ex=661951cd&is=6606dccd&hm=c4ba277f2293791af65a29d3fbd7c106b561cf7440c75d49bccc361d5b8d91ca&)
「まあ、素人の作った船で沖に出るのはだいぶ不確定要素が大きいからな……救援が来て助かったというべきだろうよ」
あくまでも、この男のやっていたことは"最悪の事態を避ける"という役割でしかなく。
必要無かったというのであれば、それはむしろ幸いであると……伝える気の無い意志を抱えて肩を竦めた。
![](https://www.rabbithutch.site/usagoya/picture.php?user=dateyuzu&file=03.webp)
「…………。」
それはそれとして、明かせなかった謎もある。レシピのガイドブックに浮かんできていた、星の記憶と呼ばれるもの。その文字列をなぞった。
![](https://www.rabbithutch.site/usagoya/picture.php?user=dateyuzu&file=00.webp)
「だね。花火を打ち上げたかいがあったってところかな……。来なくても、誰かさんが船を作ってくれてたから、なんとかなったかもだけどさ」
荷物を置く場所を探していたときに、偶然見つけたらしい。コツコツと作られたそれの制作者はわからないけれど。
![](https://www.rabbithutch.site/usagoya/picture.php?user=dateyuzu&file=00.webp)
「ただいま。魚たくさん捕れたから置いておくね」
よいしょ、とそりから大漁の海産物を出した。どうやら銛で突いてきたらしい。
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ひっそり黙々と船を組み上げている。
人目に付かないよう覆われた建造場所は、意図的に探すか、或いは偶然の幸運でもなければ普段は見つけられないようにしてある……
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「……ふむ、割ってこれか。あまり飲みすぎる物じゃないな…」
酔うとだいぶ大変なことになる自覚があるため、水で割ったラム酒をちびりと味わい品質を確かめていた。
Eno.656:ラピナはボロボロの書き置きを読んだ。
"潮風、一回目は気持ちいいんだけどな。ニ回目はだいたいベトつくんだよなあ。サイアク…"
……ふとした拍子に書き置きはバラバラに散ってしまった。
![](https://www.rabbithutch.site/usagoya/picture.php?user=nhtyuyu&file=tbIC21.webp)
「本当に見たって言ったのに誰も信じてくれちゃいない。海の向こうから太陽よりも大きな白いハゲ頭を見たって言ってんのに…」
これは別の書き置きを読んでいるだけだ。彼女がおかしくなったわけではない。
その書き置きもすでに風に乗って消えてしまったわけだが。