Eno.5 烏丸 夜交

烏丸夜交の黙示録Ⅰ ☩さいしょの瓶箋☩

「クックック……
 目が覚めたらいきなり島流しで超びっくりした」


「夢にまで見た異世界転移かと心躍ったが、
 ステータスオープンできないしなんか違う気がする」


「我、察するに……
 これ普通に何かの事件に巻き込まれてるんじゃない?


「…………………………(途方に暮れている)」





クルッポォォォ!!


うわ!びっくりした!
 なに〜? もぉ~」


「ん? あそこに瓶が落ちてるって?
 これは……メッセージボトル?」




*Tips.メッセージボトル『さいしょの瓶箋』を獲得*


「…………なるほど。だいたい状況は分かった。
 この島はあと十数日で海に沈む“運命”か……」


「死ぬだろ…それは…」








「…………やれやれ、
 厄介なことに巻き込まれたな、相棒(ドバト)。
 だが、こうなってはしょうがない───」




「ちょっとブッ壊しに行くか……
 その“運命”ってやつをな…」