めざめてそしてねむるわし
わしが流れ着いた島は、絶海の孤島だったようです。
見つけたボトルメッセージに、そう書いてありました。
けれどわしはひとりではありませんでした。
ふたり、遭難仲間がいたのです。
そんな師匠気取りをしつつ。
仲間の組み立ててくれた安全なテントの中で、
仲間が見つけて焼いてくれたイカでおなかを満たして。
すやり。わしは、のんきに眠るのでした。
見つけたボトルメッセージに、そう書いてありました。
「人のいない島に流れ着くことは…遭難と言うのじゃ!」
けれどわしはひとりではありませんでした。
ふたり、遭難仲間がいたのです。
「てきぱきとして明るい若者じゃ。頼もしいの。
ワシも師匠として、正しく導いていかねば…」
そんな師匠気取りをしつつ。
仲間の組み立ててくれた安全なテントの中で、
仲間が見つけて焼いてくれたイカでおなかを満たして。
すやり。わしは、のんきに眠るのでした。