1日目の夜に。
「やれやれ………しっかし今日は大変だったぜ。
気づいたら見たことない無人島に居て、ドルイド呪術とか魔剣とか変な間取りの部屋とか門とか。
簡単に俺達の常識を上書きしてくるんだもんな。」
「でも、なんとか皆が力を合わせて拠点を作ることができた。それなりに快適だし。うまくやっていけそうで良かったぜ。
でも、島が沈むまで時間がないだなんて…俺達一体どうなっちまうんだ………」
パタン。書き置きのノートから数枚ページを取って、ノートを閉じる。
破いたページに書いた文章がこれだ。口に出しながら書いたから周りにも聞こえただろう。
あとから合流する人に見せるように書き置きに書こうとも思ったけど、ちょっと恥ずかしかった。
「にいさんなら、こういう感じで書いたかも。」
そんなことを思う。周りは賑やかで。
とても楽しくて。
「この場ににいさんやとうさんもいたら、もっと楽しかったのかな。」
ボソリ。誰にも聞こえない声を残して。談笑の声に微睡み、その日は重たくなる瞼に意識を任せた。今日は疲れて嫌な夢も見ずに済むだろう。
気づいたら見たことない無人島に居て、ドルイド呪術とか魔剣とか変な間取りの部屋とか門とか。
簡単に俺達の常識を上書きしてくるんだもんな。」
「でも、なんとか皆が力を合わせて拠点を作ることができた。それなりに快適だし。うまくやっていけそうで良かったぜ。
でも、島が沈むまで時間がないだなんて…俺達一体どうなっちまうんだ………」
パタン。書き置きのノートから数枚ページを取って、ノートを閉じる。
破いたページに書いた文章がこれだ。口に出しながら書いたから周りにも聞こえただろう。
あとから合流する人に見せるように書き置きに書こうとも思ったけど、ちょっと恥ずかしかった。
「にいさんなら、こういう感じで書いたかも。」
そんなことを思う。周りは賑やかで。
とても楽しくて。
「この場ににいさんやとうさんもいたら、もっと楽しかったのかな。」
ボソリ。誰にも聞こえない声を残して。談笑の声に微睡み、その日は重たくなる瞼に意識を任せた。今日は疲れて嫌な夢も見ずに済むだろう。