困った
気がついたら見知らぬ場所にいた。
其れの認識としては本当にそれ以上でも以下でもなかったので、他にどう表現することも出来ない。
小さな島のようだった。
周りは海に囲まれている。
実際に其れが気がついた時には全身びっしょり濡れていたので、
たぶん海を漂って流れ着いたのだろう。

本当に何も覚えていない。
目が覚める前の記憶も何故かすこんと抜けていて、
覚えているのは同居人がいつものように、仕事に行くのを見送った姿だ。
一緒に行かなかったのは何故だろう。
休暇を取ったのだろうか?
それもはっきり覚えていない。

本当に遭難したのなら、心配していないはずがない。
だから余計に困った。
なんとかして帰る方法を探さなければならない。
幸いいくつかの道具は持っていたし、この島には資源が豊富なようだ。
何より海の水がしょっぱかった。
少なくともこの島に拒絶されてはいないのだろう。
生きるのは得意だ。なんとかしてみよう。
其れの認識としては本当にそれ以上でも以下でもなかったので、他にどう表現することも出来ない。
小さな島のようだった。
周りは海に囲まれている。
実際に其れが気がついた時には全身びっしょり濡れていたので、
たぶん海を漂って流れ着いたのだろう。
「全く覚えがない。困った」
本当に何も覚えていない。
目が覚める前の記憶も何故かすこんと抜けていて、
覚えているのは同居人がいつものように、仕事に行くのを見送った姿だ。
一緒に行かなかったのは何故だろう。
休暇を取ったのだろうか?
それもはっきり覚えていない。
「……困った。トールが心配していないといいが」
本当に遭難したのなら、心配していないはずがない。
だから余計に困った。
なんとかして帰る方法を探さなければならない。
幸いいくつかの道具は持っていたし、この島には資源が豊富なようだ。
何より海の水がしょっぱかった。
少なくともこの島に拒絶されてはいないのだろう。
生きるのは得意だ。なんとかしてみよう。