(2)現状把握と回顧
覚えているのは、■■の連中に追われた末、崖下の海に飛び込むまで。
その際に、愛用の手袋も失くしてしまったらしい。
しかし、あれだけの銃撃を受けた筈なのに、銃創らしいものは見当たらない。
果たして運が良かったのか、悪かったのか。
僕はともかくとして、この島で同じように漂着した皆は、この島で生き抜く気があるようだ。
こうなれば、僕だけ座して待つと言うわけにも行かない。
皆が助力を願うなら、進んで手を貸す。
それは、僕の知る世でも当然のようにあった流れだ。
思えば、僕は■■の中では可愛がられていた方だったのかも知れない。
確かに世間一般では、僕らの仕事は人に顔向け出来るような代物じゃない。
それでも、その仕事は誰かの役には立っている。
僕は、そう思っている。そう信じている。
少なくとも■■は、そう教えてくれた。
その際に、愛用の手袋も失くしてしまったらしい。
しかし、あれだけの銃撃を受けた筈なのに、銃創らしいものは見当たらない。
果たして運が良かったのか、悪かったのか。
僕はともかくとして、この島で同じように漂着した皆は、この島で生き抜く気があるようだ。
こうなれば、僕だけ座して待つと言うわけにも行かない。
皆が助力を願うなら、進んで手を貸す。
それは、僕の知る世でも当然のようにあった流れだ。
思えば、僕は■■の中では可愛がられていた方だったのかも知れない。
確かに世間一般では、僕らの仕事は人に顔向け出来るような代物じゃない。
それでも、その仕事は誰かの役には立っている。
僕は、そう思っている。そう信じている。
少なくとも■■は、そう教えてくれた。