Eno.11 レイモンド・マクファーソン

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「できることからコツコツと、だな!」



身体を起こして倉庫を見て、足りないものを確認すると
どうも食料がいまいち危ういようだ。
先に起きていたニコルに見送られて釣りをしてはみたものの。

大魚!長靴!長靴!タイヤ!

ドブだな~~!

早々に釣りを切り上げ、ついでに壊れた罠も修理して。
今あるぶんを火を通しておくことにした。
使った木材もしっかり補填・・・したところで
ピスティッペーが焚火台を作りたいと言っていたのを思い出した。

ニコルとも話をしたが、焚火台の作り方が思い出せない。
何かが足りない・・・と二人で四苦八苦していたところで
ニコルが火種だと思い出して、作ってくれた!ありがとう!

暫くしてリンカもピスティッペーも起きてきた。

銛がないと思っていたがピスティッペーが抱いて寝ていたようだ。
確かに槍っぽいから手に馴染むのかもな!
ぶるーしーとを拾ってきてくれたし、流石だぜ。

リンカは弓矢を作って狩りに行ったらしい。
見事に鳥を仕留めてきていた、俺もあとで借りるつもりだ!
しかし二匹もだなんて、やるなリンカ!

オルキーヌも起きてきて話に加わってくれた。
ちょうど奴隷の話をしていたが、オルキーヌは社畜という種族・・・
種族・・・?聞く限りは奴隷と同じ意味合いに思えるが・・・。
その上天使も働いているというから、オルキーヌの世界は凄いな・・・。

「今日は天使と吸血鬼の・・・話を少ししたぜ!
 ルヴィの話も少しな、少しだけな へへ。
 吸血鬼と人間、ずっと仲良くありたいもんだな!」