Eno.331 流月

干乾びの森

水分不足は致命傷だった。甘く見過ぎていた。

コンテナを持て余し過ぎている。これを無駄と言わずして何になろうか。

しかし、そのような状況下でもこの手を止める事は出来ない。

木の供給が切れたら終わりだ。それだけは避けないといけない。

食料との供給は回り始めている。後は水だ。作業のバランスが若干偏っているのだろう。

まだ基盤が安定したとは言えない。

何も知らないし分からないが、生きると言う意志だけは同じに思える。