Eno.433 コンラード・N・A・ウエザラル

久しぶりに暇な時間。

 

コンラード
「・・・・・・・・」


 
自らの『肉体』を見ている『ソレ』が居る・・・・それはヒトには見えない
感知されないモノ・・・・『魂』とは違う『物理法則の塊』みたいなモノ。





あぁ・・・・久しぶりに肉体から『解放』されて暇を持て余せているなぁ。

此処の所・・・・何かと大変だったしな・・・・エイリークの介護とか。

というか肉体から解放されたから痛みとか空腹とかアレコレ感じなくなった
からメンタル的にも楽になったわマジで。

とりあえずエイリークの方は、まだ大丈夫そうだな・・・・肉体から解放されて
ないようだし・・・・まだ生きているという事だ。

とはいえ・・・・『端末』の感覚的に、どうも『場所を移動』したようだな?
誰かが運んだのだろうか・・・・まぁ生きてるなら問題はないけどね。

にしても暇だなぁ・・・・下手に肉体から離れると沈んだ時に自身の体を
『深海』に適応できる『虫』の姿に『変換』出来なくなりそうだしなぁ。

てかこの状態になったら睡眠が要らなくなるのを失念していたわ。

基本、物も触れないし・・・・寝ようにも寝れんし・・・・ちょっと早まったか
なぁ・・・・まぁやってしまったことは、どうしようも無いけどね。

ま・・・・アレコレ考えても仕方ない・・・・数万年ぶりに肉体から解放されたん
だから・・・・僅かな間とは言え暇を謳歌するかぁ。
 
 
 
・・・・と『生物』からは感知されることが無いソレは暇な時間を愉しむので
あった・・・・。