烏丸夜交の黙示録Ⅲ ☤多様性の集まる場所☤

「流島高校。
この学び舎の特徴は“多様性”だ」

「だがその多様性の“真に意味するところ”とは…
そう、あれは創立の翌年、2021年のことだった」

「当時、俺は京都の中学に通う3年生だった。
あの晩、俺はいつも通り四川ラーメンを食べに近所の」

ポッ・ポポ・ポー!!

「うわびっくりした! やめてよぉ。
あぁ~はいはい。お前も当時居たねぇシャドウクロウ!」

「えーっと、まぁ省略するか…まぁそんな感じで……
この高校には、さまざまな事情の連中が集まっている」

「……正直、最初はこの島流し事件も……
誰かに起因しているのではないかと疑っていた。
だが、どう考えても異変の“核”となる者がいない」

「強いて言うなら、永埜目が少し気になっていたが……
俺の心がそれを否定している」

「宇宙人のなずむやワオも怪しいっちゃ怪しいが、
この事件はそういう怪しさとは毛並みが違う」

「ドルイドの呪術とも、この神隠しは技術体系が異なる。
諏王はちんちんが違う」

「残った可能性としては、デスサッカーの神隠しドライブシュートと異界送りドリブルか……
いや、ありえないだろう。
あれらの技はもう、666年前に起きたあの事件以来───」

「……つまり、学校の連中に原因がない事はハッキリしている。
これ以上の調査は無駄と判断し、ここで打ち切ることにする」

「……あとは、生き残るだけだ。
いつもどおり、異界の“ルール”に従ってな」