使命と天啓
「…よ……天使グッドラックよ……」
「そ、その声は……プロデューサー!」
「落ち着け、幸運の天使よ。
状況は把握しているな?」
「あ、ああ……。俺は無人島にいる。
生き残り救援を呼ばなければならない」
「そうだ。その幸運をもって皆を救い、生還するのだ」
「お前は幸運の天使だ。人々を幸運で導くのが使命」
「……わかっているぜ。このヘイローに誓う……」
俺がプロデューサーにあのことを直談判した時も、こんな調子だった。
天使は人々を導くため、輝き続けることが使命。
幸運の天使である俺は、幸運を証明し続けなければならない。
「……はっ、夢か……」
「幸運の天使も楽じゃない。
もうちょい頑張らなきゃな!」