走り書き
一応、手帳に書き残しておこうと思う。
不思議な経験で、不思議な遭難だからな。
今後同じ出来事に巻き込まれるかも分からないしさ。
記憶の輪郭も幾らか明瞭になった。
同僚である『異端喰らい』から託された仕事を熟す前。
いや、後だったかも?とにかく曖昧なんだ。何してたか、とか。
確か、確か、聳え立つ門をおれは視た。
門の向こうは真っ暗で、でも、耳を近付ければ波音が響いたような。
そりゃあ好奇心に身を任せちまうよな。勿論門を潜って暗闇に足伸ばしたさ。
んで、このザマだ。
でも、ここでの暮らしはそんなに悪くないんだ。
魔術が扱えないのだけは難点だけど、見たことのないものや人ばかりで、
掻き立てられた好奇心が疼いてしょうがない。出て来る飯も美味いしな?
しかし、残された猶予は然程多くない。
この島って7日で海の底に沈んでくらしいんだ。そういう伝承が残ってる。
さて、どうしたもんかと考えて早三日経過した。
さて、どうしたもんか。……進捗、ナシ!
不思議な経験で、不思議な遭難だからな。
今後同じ出来事に巻き込まれるかも分からないしさ。
記憶の輪郭も幾らか明瞭になった。
同僚である『異端喰らい』から託された仕事を熟す前。
いや、後だったかも?とにかく曖昧なんだ。何してたか、とか。
確か、確か、聳え立つ門をおれは視た。
門の向こうは真っ暗で、でも、耳を近付ければ波音が響いたような。
そりゃあ好奇心に身を任せちまうよな。勿論門を潜って暗闇に足伸ばしたさ。
んで、このザマだ。
でも、ここでの暮らしはそんなに悪くないんだ。
魔術が扱えないのだけは難点だけど、見たことのないものや人ばかりで、
掻き立てられた好奇心が疼いてしょうがない。出て来る飯も美味いしな?
しかし、残された猶予は然程多くない。
この島って7日で海の底に沈んでくらしいんだ。そういう伝承が残ってる。
さて、どうしたもんかと考えて早三日経過した。
さて、どうしたもんか。……進捗、ナシ!