Eno.11 レイモンド・マクファーソン

4/2 *4

「大自然というものを相手取ってるのを忘れないようにしなきゃな」



身体を起こしてみればどうも空気がじめっと・・・
というか少し蒸し暑いような気がする。
今は雨が降っていてちょっと心地が悪い程度だけれど。

・・・此処元々結構蒸し暑い所だけど、これがもっと気温があがったら。

それはちょっと一大事どころではない。
例えば風邪ひいたとき、体が熱を出して菌を殺すが・・・
あれは自分の身体の菌すら殺す程なわけで・・・つまり
生き物というのは基本熱に弱い!

・・・というのを、ルヴィから聞いた気がする。受け売りだぜ。
近くにいたニコルも危険を予感したようで
とりあえず俺は罠を確認したわけだが(また壊れてた)

戻ってきてみれば、実は凍てつく花というのが此処にはあるらしく。
それで氷を作れば氷室ができるとのこと。
それを早く知ってたら注意深く探したのに・・・ちょっと迷子なったけどな

探しに行ったニコルでさえ見つけられず途方に暮れていた。

すると、雨の中傘(無い)も刺さずにるんるんと帰って来たオルキーヌが
その凍てつく花を見つけ出していたというから驚きだ!
起き抜けで元気だったようで、そのまま氷室も作ってくれた。
マジでありがとう、オルキーヌ・・・!

俺がうたたねしている間にリンカやピスティッペーも倉庫を見てくれていたみたいで、結構なんかいっぱいに充実している。
燃え盛る花いっぱいだ。よく燃えないなこの倉庫。

アンケートは壁になったらしい。壁は大事だよな・・・。

「ルヴィは暑さ寒さも平気だと言っていたな。
 逆に温めてもらいたいし、冷やしてもらいたいぜ!」