Eno.457 保浦栄恵

3日目:保浦栄恵は指輪を求めた

バウムクーヘンみたいなきのみを食べ、雨水を飲み、
得体の知れない面々に混じっての無人島生活にも馴染んできたある日。

保浦栄恵は「持ち帰れば換金出来るかも知れない指輪」の存在を耳にする。

もしかしたら、7000万円のローンの返済が出来るかも知れない。
1個1万円だとするなら、7000個も手に入れられれば!

保浦栄恵の生きる気力が高まった!

しかし!
砂浜をいくら探しても!
指輪はひとつも見つからなかったのだ!!

保浦栄恵は意気消沈した。