Eno.166 セロカ・ネイ

4-1:熱波

幸い、すぐに過ぎ去りそうだ。
それまで拠点でじっとすべきだろう。

しかし、気づいたら本を媒体に召喚される「物語」の名を持つ少女が入れ替わっていた。
これで「縁持つ者本人ではない」のは僕だけか。

さすがにジーランティスが閉じてる間は、次元を超えて干渉することは出来ない。
そもそも僕は今何の魔法も使えないんだけど