Eno.356 舟渡しのスティラムス

【第4章】降り注ぐ熱気 迸る気合い

雨天は続いていたが…それでも皆、負けじと食料を調達しては、環境を整えたりして過ごしていた。
吾輩も倉庫や拠点を増強したりして力を尽くした。

しかし、雨が止んだと思ったら突然の猛暑だ。
降り注ぐ熱線は我々の生命力を容赦なく奪って行きそうである。
この気温の変化ぶりと生活環境には種族柄こたえる者も多いであろう。
しかしそれでも共にこの地で暮らす者達は懸命に過ごしていた。
食料や飲料を数人に分け与えれる不思議な卓を作ってくれた者が居てな。
皆で様々な食品に舌鼓を打つ事が出来た。
まさかこのような地で氷菓子やプリンと出会えるとは思わなかったぞ。
やはり…こうして大勢で食卓を囲むというのは楽しいものだ。

…と思っていたが何やらキノコを食し
輝いたりテンションが上がる者達がちらほらと…
拠点は妙な空気に包まれていたな。
賑やかなのは良い事だがな。ふふっ。
…ちょっと気になってしまうではないかあのキノコ

いやー、祈り物理の力って凄いのだな…