Eno.433 コンラード・N・A・ウエザラル

遂に・・・・。

 

コンラード
「・・・・・・・・・」


「こんなところにいたのかよ…これ…大丈夫じゃないよな。
 とりあえず…海から離れないと」
 
その声の主は『彼の体』を抱えて運んでいった・・・・。




うーん・・・・まさか、この暑くなるタイミングで『アイツ』が
僕の肉体を見つけるとは思わなかったなぁ。

てか・・・・何処かへ運んでるけど・・・・拠点の方かコレ?



肉体につられて・・・・ついて行く『ソレ』。



ふむ・・・・拠点の氷室に入れる事にしたのか。
ご丁寧に肉体に布とか巻いて上に物を置いたりして。

・・・・何か『しばく』とか言ってるなコイツ。

まぁ・・・・これで僕の肉体は島が沈むまで安心か。




と・・・・アレコレしている彼を、視ているソレ。




おや、アイツ・・・・エイリークも探すつもりでいるのか。
まぁ・・・・なんだ・・・・お疲れさんだな。




氷室の側で眠る彼を、暫く見て居た後・・・・『ソレ』は氷室の
奥底に安置されている自身の肉体の側へ移動する。

一先ず、肉体が安全な場所へ安置されたので安心したのか・・・・
眠る事こそ出来ないが・・・・『ソレ』は大人しく自らの体に寄り
添うのであった。