Eno.528 わしししょう

あつくてすずんでごきげんなわし

小さな島に、次にできたもの。それは、橋。
行き先は、海のすこし先に見えていた離れ小島。

「橋があると、水の上を安全に渡れるぞ!」


あらたな探検の地には、目あたらしいものがたくさん。
仲間の女の子は、ひんやりとしたふしぎな花を拾います。

島には、つよい暑さの気配がせまっていました。
ひんやりつめたい花と、三人の力を合わせて、
暑さに立ち向かうための設備をつくりあげます。

「暑い時は冷たいものを体に入れるとよいのじゃ」


あたらしい設備で、さっそくかき氷をつくるわし。
天使もパンケーキをつくっていました。
どんどんごきげんな食糧事情になっていきます。

罠にかかっていたイノシシは肉だけでなく、
じょうぶな革素材をもたらし、また一歩前進。
助けをよぶ方法、灯台にだって近づいています。

「遭難しているというのに…ホッホ、楽しいのぅ」


きびしい自然のなか、へろへろになっても。
それでもあかるい光は、ずっと灯っています。