Eno.11 レイモンド・マクファーソン

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「悪い意味でやることがない、って感じだぜ!」



悪い空気の気配の通り、嵐が来た。
色々なものが外で飛んでいるようで、外に出るには危険だ。

まあ、罠見に行ったんだけどな。
ウサギが一匹かかってたから回収したぜ!

とはいえ、体力の消耗も激しいので特に何するわけでもなく拠点に帰る。
雨水を貯めて貯めて水に変える。
倉庫にはドラム缶も沢山あるから大量に水が作れる。
俺がコンテナだぜ!!
23個もの水ができて、ちょうどそこにいたニコルに引かれた。俺も引いてる!

そうこうしているうちにオルキーヌが起きてきた。
嵐にうきうきしていたが、拠点で待機するらしい。えらいぜ・・・

雨も海も平気だし好きな方だというから、得な個性をしていると思う!
得意じゃない人間も多いから、天候に行動が左右されないのは長所だぜ。
砂漠のような乾燥地が苦手のようだが、そういう場所は普通の人間でもきついしな。

ニコルが洗面台を作って衛生的にも強化された拠点だ。
タライを使ったようだが、皮をなめすコツをつかんだ俺はタライなしでもできるぜ。
まだ嵐が続くようだから、探しに行かなくていいならいいんだ。

気が付くと木材が大量に増えていた。
この切り口・・・ピスティッペーか?と思ったらそうだった。
この嵐の中で・・・?と思ったらちょうど帰ってきたところだった。
だがめっちゃ怪我してる。どうやら海に潜った際に怪我したようだ。

この嵐で潜ったのか・・・?
しばしば思うが、ピスティッペーはかなり勇敢だと思う。
こんな天気でも木材と食糧確保に取り組むんだからな・・・
でも結構な怪我だから、ゆっくりして大事にしてほしいぜ!ありがとうな!

雨風は弱る気配を見せない。
次は何をやろうか・・・やりたいことはいっぱいあるが・・・。

「そういや料理大会をするらしいぜ!俺はもう作るものはなんとなく決めているが・・・
 ルヴィは料理も得意だったが、島の仲間の料理食べてほしいぜ!絶対気に入るから。」