Eno.53 ノア・イトゥドノット

15:私は外宇宙の異端の神[リシアンサス]

その分体と皆に明かした
まあ、反応は各々らしかったよ
と、まあ、そういう理由もあってね
私はそういう立場だからヒトの法とか倫理とか安易に語れない
だってヒトですらないし神の立場から言って其れが正しいと思考停止で判断されちゃ責任問題だ
それは亜人の法でも人外での法でもそうで
そもそも外宇宙に居る神だから
尚更、安易に語るべきでないとなるのさ


ミオに教えるついでに明かすきっかけが出来たのは助かったけどね…
そういった情報の共有はしておかないとどっかでズレを生じたりする
ちゃんと理解と必要とあらば共有はしておくべきなのさ

何もなかった矮小なナニカは求めて探して彷徨って
踠いて足掻いて神格を得て神に成った

外宇宙の異端神尽きぬ欲望の神、それが本体と分体達、つまり今の私達なんだよ

ん?欲しかったものは見つかったかって?
ふふ、ちゃんと見つかったよ

[リシアンサス]