Eno.320 妖精王オベロン

閑話休題「イカれた妖精(メンバー)の紹介」


「指ぱっちんで見せたメンバー+@を紹介するぜ!」




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『トルテ(ウィルオーウィスプ)』
火刑に処されたマッチ売りの少女。生前の名前はアンナ。
肉体がボロボロだったため、近くの戦場で死亡した軍人の遺体を使用。
軍事力を誇る享楽の都、確か…幸福都市と言ったか。
2mを超える大男となってしまったのは些か申し訳ないのだけれど…。
本人が気にしていないので、大丈夫…だろうか…。



『ケット・シー(猫妖精)』
青髭の殺された妻。生前の名前はアリアーヌ。
最古参じゃないかな?好奇心は猫をも殺すというけれど、妖精の“仕組み”に自力で気づいた上で生きている。悪戯好きの食えない子。
気の遣い方は誰よりもうまいね。その分、余計なこともするけれど。



『オムレット(ルサールカ)』
不幸なハンス。生前の名前はハンス。
頭を割られ、井戸に落ちて死んだ男。
脳が壊れているだけだったので、雛たちに手伝ってもらい、弄って直した。
良い子なので報われてほしいなぁ。



『ハク・エセルバート(雛)』
オレをそっくりそのまま模した馬鹿息子。
今は日出づる国…いや、日本で恋人といちゃいちゃしてる。もうそのまま、一生帰って来なくていいよ。
お幸せに!別に悔しくないもんね




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「以上。愉快な仲間たちでした♪」




「ああでもホント、帰って来なくて正解。
圧倒的な軍事力を誇った幸福都市国家が滅ぼうが、戦乱の世が終わることはないのさ。
全ては予定調和。誰にも変えられない。神であろうと」




「…もう、オレ達の英雄はいないのだから」