Eno.11 レイモンド・マクファーソン

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「ここでの生活も・・・もう五日目になるぜ!」



早いもんだ。

嵐は少しずつだが雨風が落ち着いてきている。
とはいえまだ外出するには危ない。

罠を見るついでに浜で少し探し物をしていたが
離島の方に何かが流れ着いているのが見えた。あれは船か?
観に行きたいところだが、この雨風では危なすぎる。
嵐が過ぎてから、見に行こうと思うぜ!

探し物だが、それは俺の腕に直撃する形で見つかった。
刃物が飛んでくるのは・・・あぶねえ!
風が激しい中出歩いたこちらが悪いが、ともかく探し物はこれだったのでよかった。

少々流れた血を舐めながら帰る途中、綺麗な石を見つけた。
なんだか不思議な感じがする石だ。
ルヴィをなんだか思い出す、そんな石。布に包んだらお守りになりそうだ。

仲間の殆どは寝静まっている。
起きたときに船があったら驚くだろう。
オルキーヌは・・・ちゃんと怪我の治療しておくんだぞ!見えてるぞ!

「・・・怪我して血が出たらいつもそれをルヴィにあげているんだぜ。傷が治るからな。
 今はいないが、ルヴィに似た石を拾って・・・なんだかいないかわりに守ってやるって言われてるみたいだったな。」