Eno.337 或る虚伝より生まれ抗うモノ

No,15_帰る宛、か

そもそも、此処に来た理由が理由なんだよな、俺……

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あの“画廊”との時差はどうなっているのだろうか。
俺が居ない事に、誰か気付いているのだろうか。

……きっと、誰も気付いてないのだろう。
其れが、俺にとっては当然なのだから。