Eno.17 明けぬ夜の灯台守

無題

船ができたら乗って帰るぞ〜って気持ちだけど、まあツルッと滑らせても人生だな〜としか思わんらしい。
無人島でここまでしっかり生きてるほ〜が不思議だし〜
ありがたいことだな〜と思うよ オレにリソース割かれるのも変な話だけど
なのでしばらく大人しくしてましょね オレも大人なんで学びました



アーーーーーーッッッオレの本体!!!!!









──宙が彼の目の中には住んでいる。

──星々が彼の目の中には住んでいる。

──それはとても静かに、ちかちかと、極小の光をこぼしていた。


そらをいだくひとみを歴代の灯台守達はみな持っている。

夜と仲良くなれるように。
夜の中で目がきくように。
行く船を見送れるように。


陽の下に晒せば、うんと光を吸い込んで、全てが眩しく見えるように。

空を船はいく。
彼は光で知らせる。
彼はそこに暮らす。

彼はそこに暮らしている。