"嵐が来る"
いつもの手慣れてる人達が随分念入りに水を汲んだり食糧を用意したり、施設の補強をしている中、私も出来る限りの水汲みと資材集め。
嵐が来たらとても外には出られない…って話だった気がするんだけど。

嵐は本当に凄かった。
雨も凄いけど、風で色々と飛んでいる。
なのに、さっきまで念入りに準備をしていた人達でも何かと外に出ていくのは一体なんだったんだろう。
なにかちょっと楽しげだし。

まあ、あんまり凄い時って様子見にいきたくなるのはわかる。ワクワクするよね。
田舎だとめっちゃ怒られるけど。

マネキンのこと素材っていってた厳しめの人？怖い人なのかと思ってたんだけど、外に出る人達を見てプリプリしながら大急ぎでプロテクター作ってるの見て、めちゃめちゃ心配してくれてるひとだ！ってびっくりした。
そういえば水着の子も残してくれてたし。
ふーん、優しいんだー。

アヒルバトルもちゃんと見た。
タッグ戦、実況までついて中々のバトルだった。
マネキンちゃんと私のアヒルちゃんと並んで観戦。
アヒルちゃん、途中で私より前のめりになってた気がする。まるで本当に意思があるみたい。

まつげが凍ってグーンと伸びるところが圧巻だった。
マッチ棒どころか丸太くらい載るんじゃないか…っていうのは言い過ぎか…

嵐で外に出られないけど、これならみんな楽しいしとてもいい。
推しのイベントおもいだす。帰ったら絶対会いに行こう。

そしてキノコ。
またみんなたべてた。
美味しいのかなって見てたらつい食べちゃってたらしい。
世界が輝いて、推しが見えた気がした。
マネキンちゃんも動いてたしサカナも飛んでた。気がする。嬉しくなって飛び出した。

で、気がついたらサメにぶつかってた。
なぜか外に出てて衝撃で目が覚めたらサメにぶつかってて。
みんなに大丈夫かって心配してもらって。
せっかくだからぶつかったサメを焼いて一緒に食べた。
焼いてもらったマンボウも食べた。
美味しかった。

なんで人がキノコを食べるのか、ちょっとだけわかった気がする。

目が覚めたら晴れてた。
船が流れついてた。
何か使えないか探してたら床が抜けた。あっぶな。
これでは帰れないのか。残念。

お酒発見！ラム酒！でもキノコ体験しちゃうとなー。
推しの輝きが見えた気がしたんだよなー。

野生のキノコ食べたってばあちゃんに言ったらめっちゃ叱られそう。そもそも遭難したってところがなー。

あとなんか不思議な石？昨日の嵐で出てきたのかな？
何かにつかえるかな？