Eno.112 【空繋ぐ機装魔導師】七曜

新一章【そして始まった物語】

 かつて、科学を愛する女の子とXXXの魔女がいました

 女の子は記憶を失った先で新たな出会いと再会に祝福され
 魔女達と幸せな日々を過ごした後
 やがて幕を閉じるように眠りにつきました

 その後のある日、魔女は女の子に似た少女と出会いました
 そこにはかつて対峙した戦士達もいました

 魔女は「運命とは不思議な物だ」と不器用に笑い
 女の子に託された白衣を纏って、少女と戦士と共に
 かつていた戦場へ進む事を選びました

 魔女は夜が明けるまで星を灯し続けました

 しかし夜明けは平等に訪れ
 赤髪の旅人も仲間達もみんな朝焼けに溶け
 魔女だけが赤に染まる事なく

 さよならの言葉も言えないまま沈んで行きました