浜辺に行って 水遊び
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「ティティ、みてみてー! どれがすき、です?」
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「どれ、とは……サイズの合っていない水着を見せられて、まずは困惑しているのですが……
せめてサイズに無理のない、こちらにしませんか」
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「これにします!」
ことの始まりは。
白色が海に潜って素材を探そうかと考えていたところ、子供もついて行こうとして。
しかし彼女の服装は遊泳には向かず、陸で留守番させようとしていたところに、当人が借りた水着を見せびらかしに来た。
強いて問題を上げるなら、サイズが合わないせくしーなものを、堂々と見せびらかすことだろうか。
下心より何より先に、いろんな意味で心配が先に立つ。
最終的には、ちゃんとサイズの合う無難な水着を借りることにしていたので、保護者としてはひとまず安心。
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「ところで、その水着はどうしたんですか?」
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「あのね、メアおねえさんが、かしてくれました!
わたしも、ティティと、みずあそびしたり、いそもぐらさん、します!」
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(磯の……モグラ……?)
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「……ああ、素潜りですね。
君もきちんと水着を着れば、海に入っても問題ないでしょう。
使い終わったら、洗濯してから返しましょうね」
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「わーい!」
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「それからね、メアおねえさんとも、みずあそび、したいです!
ティティも、いっしょに、あそぼ!」
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「はい、ご一緒しましょう。
君から目を離すのは危険ですし……」
彼から見れば、小さくて軽そうな子供が二人。
うっかり波にさらわれると戻って来れなさそうなので、二つ返事で了承した。
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無人島で水遊び!