Eno.3 藤野緋鳥

日記 その22

人は死ぬから美しい。

とは言ったが、こちらも死なないわけでは。
——いや、死にはする。死んで、誰かを犠牲に生き返る。それが異端者とかの組織との、或いは世界とのやくそくごとだ。