ひかりをもとめて
──遠き夜の灯台守。
本星からは遥か遠くにある星だ。
月は破られている。と言うよりも放棄されている。
昔は肥大化した繁栄都市がそこにあったらしいが、ステーションは解体されている。
肥大化しすぎた。月は人が住むには狭すぎる。
各星にそれぞれ移住先を見つけて少しずつ分散していく最中。
──星が降り注いだ。
月は割れている。
老朽化したステーション。
移住をし続けていた人々は、この星を放棄すると決めた。
グッバイ故郷。
グッバイ私たちの星。
私たちが宇宙進出できたのはあなたたちのおかげなのだからさ。
私たちはさらなる道を求めて旅立ちましょう。
遠き夜が訪れている。
ここまで人は来ている。
遥かな時間が離れてなお、その種は種を伸ばし続けて、幾星霜。
宇宙は人のものだ。
◇
──太陽がなくなっちゃうくらい後の話だって?
ほんとは冷え切るよりも灼熱らしいんだけど。
とんでも宇宙の話をしてるから、きっとその星は冷え切ってるんだ。
◇
![]()
それに合わせて星の位置が直されてるの。
本星からは遥か遠くにある星だ。
月は破られている。と言うよりも放棄されている。
昔は肥大化した繁栄都市がそこにあったらしいが、ステーションは解体されている。
肥大化しすぎた。月は人が住むには狭すぎる。
各星にそれぞれ移住先を見つけて少しずつ分散していく最中。
──星が降り注いだ。
月は割れている。
老朽化したステーション。
移住をし続けていた人々は、この星を放棄すると決めた。
グッバイ故郷。
グッバイ私たちの星。
私たちが宇宙進出できたのはあなたたちのおかげなのだからさ。
私たちはさらなる道を求めて旅立ちましょう。
遠き夜が訪れている。
ここまで人は来ている。
遥かな時間が離れてなお、その種は種を伸ばし続けて、幾星霜。
宇宙は人のものだ。
◇
──太陽がなくなっちゃうくらい後の話だって?
ほんとは冷え切るよりも灼熱らしいんだけど。
とんでも宇宙の話をしてるから、きっとその星は冷え切ってるんだ。
◇
「でもそこは昔は人のほとんどが暮らす土地だったから、全くもって立派な道が整備されている」
それに合わせて星の位置が直されてるの。