Eno.562 ナナシ

ここで覚えたこと

漂流船に向かった数人が帰ってきたことを確認して、
「木工弩級艦シャイニングガレオンドラゴン号」の港になる僕用のスペースだった場所でこんどは調理をしてみていた。
料理は科学だというらしいけど、実際にやってみると手順から味付けまですべての工程を意識して進めるらしい。
例えば丸のまま焼いた魚や肉を食べたモノに対してこう食べてみて美味しくなかった部分を取り除いたり別の味で上書きする工程は手術によく似ている。
甘いモノを作る方は科学だね、さじ加減が違えば全く違うモノになってしまう。
その間にカレーが僕の作業スペースに届いていた。これは誰でも分量さじ加減を間違えなければ作れることをなんとなく理解して初めての丁寧に作った料理ってものを持ってみんながいる方に歩いていたら、
灯台とも違う大きな建築物がありました。

 みんな曰く、それは[ドラゴン]であり[恐竜]だそうだ。
作っていたのは魚の相棒を連れている女の子らしい。いつも水の手配ありがとうね。

さて残るは、もう1発救援信号を打ち上げて救助船を待ちつつ、
自力脱出にも備え、「木工弩級艦シャイニングガレオンドラゴン号」の操縦システムの構築だ。