Eno.26 アルセ・K・ディアス

救助船

花火や灯台によって俺達の存在は無事に発見されたらしく、救助船が来たようだ。幸い乗組員も不審人物ではなく、とりあえず信用しても大丈夫そうなのでこのまま乗船すれば帰れるのだろう。

さて、銀杯は後2つ見つけたいがタイムリミットまでに間に合うだろうか?

別れは寂しくもあるが、本来俺達はルナエッタを除いて出会う事は無かった筈だったのだから、それぞれ元居た場所へ帰るべきなのであろう……まあ、俺とルナエッタも日本は元居た場所では無いのだが。

……そういえばあの世界に帰る気が無い俺はともかく、ルナエッタはこの際あの世界に帰れるか試しても良いのでは?