Eno.619 タマもどき

0日目

「ん……」


「あ、あれ。俺がひっくり返ってる間に一体なにが!? ここは一体……」


「ようこそあなたは1000人目の迷い人……」




「ぎゃあああ!!!!!」



「オッ! お兄ちゃんキリ番だね!!
 管理人よりプレゼントがあるので掲示板前へどうぞ! 踏み逃げは厳禁ですので必ず来てね!!」


「何何何何なにいってんのかわかんない!! ここ何処!? ナニコレ!!?」


「これが ジェネレーションギャップか……」「わしらも年を取ったのう……」


「まあ良かろ。これはあれよ、夢よ夢。
 だからまあ深いこと気にせんとちゃっちゃと記念のサービス受けちゃってー!」


「は、はあ……? いや、得体のしれないものの言う事を聞くのは……なにこれぇ……」


「夢。夢としか思いたくないけど夢なら夢で厄介だぞ……。どう惑わしてくるか。エーカ兄の時に散々経験してんだこっちは……。
 ええっと、俺、なにしてたっけな……」


「あっ、そうだ、そうそう! たしか、お出掛け中……だったと思うんだけど。みんなと! どう、してたっけ……?」


「知らんが」


「んんん~~~~~みんな大丈夫かなあ。こういう妙なことに巻き込まれてないといいけど」


「でぇじょーぶだ! そうそうアタシらレベルまで妙なことにはならん!」


「自覚あるんだうわ腕が!!
 うう、大丈夫とは思うけどなぜだか心配になってきた。無事でありますように……」


「にゃるほろ? あいわかった!!


「え????うわ腕伸びっ…うわ!!!


「汝のお願い聞き届けたし。まかせろー! バリバリ!」


「何もわからない!!!!」


「そいじゃお願い叶えるために行ってきや~~~~~~す! ちょいちょい連絡するんでよろ!
 それまではこのドリーム蕪もどきアイランドでお過ごしください♨」


「♨じゃなくて!!!! えっ何それ俺!? 
 まさか成りすまそうと……いや流石に気づくか……


違うわあ!!! 兄ちゃんよりイケメンやろがあ!!!!」


「なんだろう、この言葉がわかるのに会話が通じてる気がしない感じ……まあ人ならざるものがそうなのは今に始まったことじゃないけど


「あとこれは記念品の管理人の描き下ろしイラスト……をプリントしたテレホンカードね!」


「ええ……何か渡された……。テレホンカードって何……?」


「ギリギリいけると思いきやこれも伝わらなかたネ」「使わない人類だったか~……!」


「どうリアクションしていいかわかんなくて困るなあ……」


「失敬失敬。んではナウでヤングな兄ちゃんにも使えるように、もうちょっと面白機能足しとこ~ね!
 カードだけで通話できるようにしたらオモロじゃない? ほかにもミリオンドリームパワー盛り盛りマジックカードじゃ!」









「もしもし~?? 手作りの花火つくりたい! 今場所替わるからオナシャス!!」


「は?」