Eno.678 トビアス鹿間

覚書06

施設を離れてから連絡を一切取れていなかった。
しかも世界が大変なことになって、施設の安否すらも分からなくなってしまった。
戻りたいわけではない。
ただ、もしシスターや施設の仲間達に伝える手段があったら、
「連絡できなくてごめん」「いま幸せにしているよ」「心配しないで」

なんて、言って。
シスターに改めて感謝の言葉を送りたかったんだ。