Eno.114 小浦千重

感謝

避難生活はそこまで過酷ではなかった。
皆がそれぞれの役割で動いていた。

サメのにいちゃんは、テキパキ指示を送る。
竜のねぇちゃんとピンクの髪のにいちゃんは
よく飯を作って皆に振る舞ってくれる。
椎奈の嬢ちゃんが作ってくれたラーメンも美味かった。
天使の子は旗を立てラッパを吹いて、救助を呼びまた、皆を元気づけていた。
黒髪の兄ちゃんは良く漁にいき大量魚を持ち帰り、
角の生えた兄ちゃん、片目メガネの兄ちゃんは建物や倉庫を建ててくれた。