Eno.668 五條院ルクサンドラ

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時には私とて、人の子であるということを感じることはある。
いや、純血ではないので人の子であることは間違っていないが……。

自分に自信を持ち切れなかったのは脆さかもしれない。
ヒトデで頼ることになってしまったのは不覚といえる。
あとヒトデを吸い過ぎたため、一時的に言語中枢がおかしくなっていたような気がする……。
いえ、それでも、きっと気遣ってヒトデを与えてくれたのだと思うから、
プリンスには感謝している。