Eno.11 レイモンド・マクファーソン

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「のりこめー!」



宴もたけなわ、料理大会が終われば各々水を持って乗船だ!
先に乗らせてもらったが、へええこれが船!
船には乗ったことないからな、凄いぜ これが海を進むんだなぁ・・・

今は曇っているが、船が出るころには晴れるだろう。嬉しいぜ。

今はリンカだけ乗っているが、そのうちみんなもやってくるだろうな。

・・・

とうとう脱出するのか。
此処に来たばかりのころはどうしようかと思ったが・・・
変な話、皆が同じように遭難してくれてよかったぜ。
きっと、俺だけじゃどうしようもなかった。

皆とってもいいやつらだ。
出会えたことを、誇りに思う!

7日間を過ごした拠点を去るのも名残惜しい。
あれとか結構頑張って作ったんだけどなー!
倉庫のものもこれから沈んでしまうし・・・

でもきっと、また島が浮き上がって来たときに別の誰かが
痕跡を使って生活してくれるのかも。

しんみりしちゃったな!
もう少し海と島を目に焼き付けておくぜ!!

「・・・ピスティッペーも言ってたが・・・
 俺も帰ったらルヴィにメッチャ謝らなくちゃだぜ!
 突然いなくなっちゃったんだもんな!きっと寂しがっているに違いない!」