Eno.69 キリル・クリロフ

離脱の時

前回と同じく、潮位が上がり、救助船が来た
それはすなわち、島を離れる時間が来たという事だ
……漂着船への道路敷設が出来なかったのは残念だが、致し方ない
材料は持ったから、船内で道路作成は可能だろう
少なくとも、この「海」にいる間は問題なく作成できるだろうし

最後にまた「記憶」を見る事が出来たし、石碑の復元も見れた
無くしたという不思議な石が再び見つかるとか、
話が出た途端にピンポイントで石碑を拾ってくる剛運も見れたが
あるものなのだな、巡り合わせというのは

ともあれ
帰還の時間だ