Eno.611 『藤見崎鉄』

10だったかもね

くらくなるからかえりましょう
あめがふるからかえりましょう

カラスがないたらかえりましょう。

ゆらりふらり、ふねのたび。
おうちにかえるのはいつぐらいかしら。
おとーさん、おかーさん、げんきにしてるかな。
僕がいない間、どーしていたかな。

でもきっと、だいじょうぶ、だいじょうぶ。
のんびりかえって、沢山の思い出話をしてあげましょう。

きっと喜ぶわ。
そうにちがいないとおもうの。

それにしても。

あの子は、こういう場所で、きっと色んな体験をしたんだね。
僕もとってもたのしかった。
とっても、とっても。

素敵な体験、うれしかったや。
あの子のお部屋に、古代魚置いたら怒られちゃうかしら。
許してくれたらいいのだけれど。