Eno.461 名無しの黒猫

ねこエピローグ

こうして名も無き黒猫は、船に乗って沈みゆく無人島から脱出しました

島に名残惜しさを感じつつ、おみやげのおさかなを楽しんでいます

港に着けば、ねこの姿はいつのまにか消えているでしょう



可愛がってくれる人の元へ帰ったのか

はたまたまだ見ぬごちそうを求めて旅に出たのか

それはまだ、今は誰にも分かりません



だけど、彼の愛くるしい姿と人懐っこい性格は

きっと見る者の心をこれからも癒し続けるでしょう





もしもいつか、どこかでまた会えたら

その時はいっぱい可愛がってあげてくださいね


「にゃん!(またね!)」