帰るための 船の中で
島にやって来た救助船は、この海域の調査をしている一団らしく、
元の場所へと送り届けてくれると言う説明も、きちんと納得できるように行われた。
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若干名、追加で個別説明が必要な者も、いるにはいたが。
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のんびりと二人で話しながら、さて、元の世界へ帰るまでの間は、
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最後まで、でっかいのとちっちゃいのは、わちゃわちゃしている……
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船上で、美味しいごはん!
元の場所へと送り届けてくれると言う説明も、きちんと納得できるように行われた。
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「はわ…うみを、ひらいて、もとのうみで…みんなで、わたしのおうち、いきます?」
若干名、追加で個別説明が必要な者も、いるにはいたが。
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「いえ、全員が同じ場所から流されたわけではないので、
それぞれの故郷にある港に送ってもらえる、と言う話になるでしょう。
何となくそんな気はしていましたが、複数の世界と繋がっていると聞いた今なら、
他の皆さんがいた世界は、我々のいた世界と別なのだと思いますし」
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「わあ、べつのせかい!
おねえちゃんや、おにいさんたちのせかい、わたしもいってみたいです!」
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「そうですね。そのような縁も、また、あるかも知れません」
のんびりと二人で話しながら、さて、元の世界へ帰るまでの間は、
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「では、持って来た食事を楽しみましょうか。
いくらかは、船の従業員さんたちにも、お礼として渡しましょうかね」
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「わーい!」
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「……ところで、最後に荷物に加えた風呂敷が、動いているのは……
あっ、やっぱり鳥とウサギを入れてたんですね!?
連れて帰るなら、きちんと世話をするんですよ?」
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「まかせてー、です!」
最後まで、でっかいのとちっちゃいのは、わちゃわちゃしている……
![](https://misty.holy.jp/shima/shima025/shima_photo_04.png)
船上で、美味しいごはん!