未来、ではなく平行世界の⬛︎⬛︎の話。
いつか遠い遠い未来。
暴発しがちだった力を操る機材を手に入れて
世界を巡るようになる。
その機材の形に合わせて陽気な振りをし続ける。
いつしかその振りが、大量の時によって
自分の性格として形になる。
様々な世界をまた見て、時空を旅して。
様々な人々を見て、時々次元を漂流して、
巨大な水や風の精霊との決戦をする。
そして、果てまで行く。
けれどそれは本当にまだ遠い話で、
そうなるまでに悠久の時と数多の出来事がある。
この遭難生活は、その中でも………
…とは言ったが、それは違う世界線かもしれない。
可能性は無限にあるのだから。
旅のルートが違うこともあるだろう。
だからこの未来の話は、
きっと最初の場所がこの島じゃなかったらの時の『もしも』の話。