海の上で
船に乗り込んで暫く経つと島は徐々に水に浸り始め
あっという間に陸が消えてしまっていた。
ここで暮らすのもありかあ、なんて思っていた時もあったが
さすがにちょっと青ざめた。
ギリギリ間に合ってよかった。
こんな事なら島のもの、もう少し持ち出しても良かったな……なんて。
結局手元に残したのは一枚の金貨。
小さいし荷物にもならないし、記念的な?
古びているが太陽にかざせばキラリと光る。
まあ、もしかしたら価値があるものかもしれないし?
果たして帰還してもこいつは手元に残ってくれているだろうか。
静か。
慌ただしく過ごしたあの島の姿は、もう無い。
さあ、あとは無事に帰るだけだ。
![](https://tydoarata.sakura.ne.jp/sima/day8.png)
あっという間に陸が消えてしまっていた。
ここで暮らすのもありかあ、なんて思っていた時もあったが
さすがにちょっと青ざめた。
ギリギリ間に合ってよかった。
こんな事なら島のもの、もう少し持ち出しても良かったな……なんて。
結局手元に残したのは一枚の金貨。
小さいし荷物にもならないし、記念的な?
古びているが太陽にかざせばキラリと光る。
まあ、もしかしたら価値があるものかもしれないし?
果たして帰還してもこいつは手元に残ってくれているだろうか。
静か。
慌ただしく過ごしたあの島の姿は、もう無い。
さあ、あとは無事に帰るだけだ。
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